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近いようで最後まで遠かったゴール、リヴァプール準決勝敗退 (Capital One Cup Semi-Final 2nd leg Report)


「ジェラードをウェンブリーへ」

チームがキャプテンの為に一丸となったリヴァプールが、難敵ジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーの本陣に赴いての一戦は、クルトワの立ち塞がるゴールを攻略できず試合は1-0(合計2-1)というスコアでチェルシーが決勝へと駒を進めた。

現地時間27日19時45分にキックオフされたこの試合は延長戦へともつれ込み、僅かな隙を見逃さなかったチェルシーが延長前半にイヴァノビッチのゴールで先制。これがそのまま決勝点となった。

貴重な決勝ゴールを決めたイヴァノビッチ。ゴールについて聞かれると「うん、自分のゴールは嬉しいよ」としたものの、チームがこの試合で得た収穫に本人は満足しているようだ。


イヴァノビッチ「この勝利はチームにとってどう戦わなきゃならないか、どう勝つかのいい例となる試合だったんじゃないかな。」

この試合、またしても輝いたのがクルトワだった。ピンチをことごとく防ぐセービング、飛び出し。チームを後ろからしっかりと支え続けた。

クルトワ「とっても難しい試合だった。リヴァプールが今いい状態なのは知っていたよ、戦術も機能しているし良いアタッカーも揃ってる。でもうちはなんとか試合をコントロールできたよ。ちょっと不利な判定が前半にあったりしたけど、後半は良くなった。得点できなかったのはアンラッキーだったね。

クルトワ「それでも延長戦に素晴らしいゴールが決まった。今はウェンブリーに行くことがきまったし、うん、嬉しく思っているよ。」

なんとしても得点の欲しかったリヴァプールは後半にバロテッリを投入。ところがこれがイヴァノビッチの決勝点の布石となってしまった。決勝点となったあのゴール、イヴァノビッチをマークしていたのはバロテッリだった。中央でルーズに守ってしまい、失点を許した。

延長後半にはランバートも投入。持ち駒のFWをピッチに送り込めるだけ出場させたが、90分プレスをかけつづけた選手達の足は既に限界だった。試合後ロジャース監督も先制された後、チームは非常に厳しい状態にあったことを認めた。

ロジャース「得点が決まった際、選手達はすでによく走り、プレスに行っていたから状況は厳しいものとなった。得点を得ようと形を変えたが、すでに足が動かなくなり始めていたね。」

ロジャース「戦術的にはプレスが非常によく嵌っていたよ。前半までチェルシーは枠内シュートがなかったんじゃないか。彼らはトップクラスのチームだしとても競争力のある相手だ。」

事実、危ない場面は幾度となくチェルシーに降り掛かった。クルト・ズマがハイボールの処理をミスしてボールを後ろに逸らしてしまうとそれをスターリングに運ばれ決定的な場面が訪れたものの、フリーのジェラードにパスを出せず再び戻ってきたズマに阻止されてしまった。

それだけではない、今度はコウチーニョがチェルシーのプレスを見事にいなすとドリブルで一気に中央を駆け上がると詰めてきたズマをいなして左足でシュート。低い弾道で蹴り込まれたボールはクルトワが左足ではじき出した。

ロジャース監督も試合後にクルトワを「ワールドクラス」と絶賛した上でさらに「我々は全ての面で良かった。しかし大事なゴールが取れなかった。時にバリアのようなものが邪魔をするのだが、それが2試合通じてクルトワだったね」とベルギーの未来を背負う若手GKを褒め讃えた。

チェルシーに何度も冷や汗をかかせたリヴァプール。試合後モウリーニョも相手チームの戦い方に感銘を受けたようだ。

モウリーニョ「これが新しいリヴァプールだよ、難敵だった。2試合を通じてこれだけの相手を倒したんだ、普段よりも嬉しい勝利だね。」

ただ、得点が決まらなかったことにはご機嫌斜めの様子。特に後半はチャンスも多かっただけに週末にシティ戦を控えるチームの監督として、延長戦突入は受け入れがたい事実だったのではないだろうか。

そのチェルシーの最大のハイライトと言えば少し妙かもしれないが、23分にはPA内でコスタがシュクルテルに踏まれる場面があった。コスタ本人は必死でPKをアピールするものの、判定は「ノー」。あの判定は正しかったかどうかと問われるとモウリーニョは少し呆れたように答えた。

モウリーニョ「私が何か言えば、またモウリーニョかってみんな言うだろう。(PKについて)しゃべったら、FAがまたいつものように私を罰するか、処罰を検討するだろうね。まぁそれはやったほうが良いことなんだろうけども、あまりにも明らかだよ、すごくね、受け入れるのは難しい。勝利した試合でさえ自分自身になぜ?と問わなきゃならない。

モウリーニョ「一番大事なことはチームが勝ったこと。チームがハッピーであること。チームは多くに値したこと、サポーターも素晴らしかった。必要なことはこれだね。」

前述したが、週末にはシティとの首位決戦が控えるチェルシー。アーセナルにホームで屈辱的な敗退後、FAカップでは格下のミドルスブラに完敗。相手は手負いの元王者、より一層厳しい試合になりそうな空模様だが、チームの士気は高まったのではないだろうか。披露が心配されるが、ゴールへの最後の一歩を踏みこませない辺りに今年のチェルシーの強さが見える。

一方、リヴァプールは決定力不足が深刻だ。途中出場したバロテッリ、ランバートらのシュートはともにクロスバー遥か上空を越えて行った。小柄なアタッカーが華麗に舞う美しい攻撃が売りのリヴァプールにとって、純粋なストライカーとも言える彼らが決定機に枠に飛ばせないのではファンも頭が痛いのではないだろうか。

それでも彼らには「まだ」ジェラードがいる。退団の決定したキャプテンへの花道がみすぼらしいものになってはいけない。チーム一丸となって後半戦に挑んできているリヴァプール。内容が悪い上での敗退ではないだけに、チームとしてどう得点を取るのかを整理したい。

スターリッジの復帰は良い知らせであるのは間違いないが、5ヶ月近くピッチを離れていた選手にフィニッシュの全権を託すのは荷が重すぎる。戦術家ロジャースが必要な最後のピースを週末までに見つけてこれるか、見守って行きたい。それがスターリッジのスタメン起用だけでないことを祈っている。

【了】

[コメント引用元]
BBC, Live Reporting, Available at http://www.bbc.co.uk/sport/live/football/30765875 (Accessed on 28 January)

SkySports, Capital One Cup: Chelsea reach final as Branislav Ivanovic's goal sinks Liverpool, Available at http://www1.skysports.com/football/live/match/329964/report (Accessed on 28 January)
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  1. 2015/01/27(火) 20:46:01|
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Author:黒崎灯(あーせん)
英サンダーランド大学にてスポーツジャーナリズムを勉強中。サッカーを文章にすることで、読ませるものを書くようになりたい。到底才能もない凡人が、書き続けていったらどうなるんだろう。本当にほんの少しだけ、成長を期待してて下さい。

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